沿革

腎臓内科の取り組み

腎臓内科学教室は、平成15年4月の大学院部局化にともない、熊本大学旧内科学第三講座(第三内科)の腎臓グループが母体となって開講されました。 旧第三内科腎臓グループ(第一研究室)は第二代第三内科教授の故佐藤辰男先生の就任後、江藤賢治助手を中心に立ち上げられ、昭和55年に中山眞人講師へと引き継がれました。佐藤教授の退官後、平成6年に腎臓内科学を専門とする冨田公夫教授が第三代の第三内科教授として東京医科歯科大学より着任され、翌年からは野々口博史講師がグループ長となりました。平成15年の大学院部局化により、冨田教授以下、野々口助教授、北本康則講師、井上武明助手、江田幸政助手、北村健一郎助手、中山裕史助手を中心メンバーとして腎臓内科学分野がスタートしています。

腎臓グループ創設以来、当分野では熊本県下関連施設の腎生検組織標本の病理診断を一手に担い、熊本県の腎疾患治療に大きく貢献しています。また、冨田教授の就任以降、尿細管イオン輸送を中心とした腎臓生理学研究が立ち上がり、分子生物学ならびに発生工学を応用したNa代謝・高血圧、水代謝の基礎研究が教授の指導のもと精力的に進められてきました。これら基礎研究の成果は海外の一流科学誌に掲載され、世界水準の研究が展開されています。

平成25年3月、冨田教授の定年退職後、平成26年4月に向山政志教授が京都大学から着任され、現在は向山政志教授以下、北村健一郎准教授、中山裕史講師、安達政隆助教、實吉拓助教、井上秀樹特任助教、柿添豊助教を中心に、慢性糸球体腎炎の診断治療、保存期慢性腎不全の管理、血液および腹膜透析導入を含めたトータルの腎疾患診療を行うとともに、熊本市と連携した慢性腎臓病の啓発にも力を入れています。



交通アクセス


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熊本大学大学院生命科学研究部 腎臓内科学分野
熊本大学医学部附属病院 腎臓内科 〒860-8556 熊本県熊本市中央区本荘1丁目1-1  TEL.096-373-5164

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