進捗状況

2016年4月27日

少しづつではありますが余震の回数が1日20回前後まで減り、気持ちや環境もやや落ち着きを取り戻しつつあります。

倒壊しそうなビルにより1車線規制で大渋滞だったバイパスも、中央分離帯の植え込みを削り2車線にすることで渋滞が緩和されていたりとこんな被災しながらも日々新しい発見があります。

そして、驚くべきことに九州新幹線が本日午後再開通したそうです♪

なんと高速道路も今月中に復旧見込みとのことです。

ライフラインや道路の復旧に携わる方々に感謝しつつ空を見上げる今日この頃。

 

さて、当科の進捗状況はといいますと、旧医局から旧管理棟2階へ医局を引っ越すことが決まりました。

長い間使われておらず水も出ませんが、少しづつ住みやすい環境に整えていく感じです。

その旧管理棟の2階に共同研究室も今後準備される予定とのことで、実験が再開できることが楽しみです。

 

このまま余震も少なく沈静化してくれることを祈りつつ、よいGWを!

 



復旧

2016年4月23日

早いもので4月14日の初回の地震から1週間以上たちました。

報道されています通り、4月22日時点の気象庁の発表によると今回の一連の熊本地震では、4月14日~16日にかけて震度6以上の地震が7回、そしてその後余震(震度1以上)が800回を超えています。

 

震災の爪痕は非常に深く、被害の大きかった益城町を中心とした避難所では今後の住居や食料など様々な問題を抱えていることと思います。

とはいうものの、徐々に体感する余震の回数も減り、熊本市郊外や中心部でも食料や水も十分に供給され始めた感があります。

ライフラインも都市ガスの復旧も始まり、断水も解除される地域が広がり徐々にではありますが、落ち着きを取り戻しつつあります。

 

さて、我らが腎臓内科はといいますと、今までの医局はとても住み続けられる状況ではなく、現在旧管理棟の2階の1室を借りて運び出せるものを移動させています(元医局の建物の内外の壁にはぞっとするほど激しい亀裂が走っています)。

臨床に関しては、腎生検後の処理を当院で行うことは難しい状況ですので、近隣の中核病院へ依頼したり、外注で対応したりしていますがほぼ通常通りです。

透析に関しては、熊大透析室でも透析が行えなくなった病院からの患者の受け入れを行っており、当科からも病棟の先生方を中心に1日4クール回しながら対応しています。

研究に関しては、オープンラボスペースに少しづつ使えそうな機器を運び込んでいます。もちろん今まで通りの研究が行えるようになるには数か月~数年かかることとは思いますが、それでも着々と研究室を新たに形作っているような楽しみがあります。慣れない力仕事と階段の上り下りで毎日筋肉痛ですが、一向に体重は減りません・・(笑)。

 

このような感じで、臨床・研究それぞれの分野で各自できることを考えながら邁進しています。

これからも医局復興の進捗状況を写真も載せつつ報告していきます。それでは!

 

 

 



現状報告

2016年4月18日

先日の記事の晩、さらに激しい本震が起きました。

今回の本震は自分は妻の実家で就寝中に被災しましたが、前回と比べ物にならないくらい長い時間続いた地震でした。

 

午前1時過ぎの地震後、周囲の荷物を持って家族で車で一晩を明かしました。その最中も大きな余震が続き、夜が明けるのが非常に長く恐怖を感じた一夜でした。

 

翌16日土曜日は日中は車に生活できそうなものを運び、その夜も車で過ごしました。その晩は激しい雨でした。

 

17日日曜日は断水(正確には濁った水は水道から出ますが)のため、近くのお店を回り2時間レジに並んでやっと飲用水が2L×6本買えました。おむつやミルクもなんとかなり、少し余裕が持てました。

 

18日月曜日は昼から医局の片付けをしました。医局の被災状況は凄まじく悲惨でした。夜中の誰もいない時間帯で幸いだったと言うべきでしょう。前震でぐちゃぐちゃになった医局員室はさらに荒れ、水道管からの水で床は水浸しでした。

実験室もフリーザーや顕微鏡は倒れたり、秘書室のドアは外れたりと・・筆舌に尽くしがたい惨状です。

落ちた時計と壁の時計がそれぞれ前震と本震の時間を指していました

。 

 

そんな状況でしたが、少しでも早く日常の生活に復帰すべく、向山先生の指示のもと片付けを行っています。

大きな余震が来たらと思うとぞっとしますが、必要な書類など持ち出さないといけないものも多く皆必死で頑張っています。

 

平穏な日常、そして家族とともに安眠できる夜のありがたさなど痛感しております。

被災された皆様、先は長く一歩ずつですが、電気もかなりの速度で復旧し、ガスや水道も徐々にその兆しがあるようです。

 

以下のURLは2011年3月11日東北大震災の2日前に放送開始された九州新幹線のCMです。

九州新幹線開業2011年180秒

震災当時は自粛されていましたが、youtube上で多くの被災者を勇気づけたといわれています。

今は運行できていませんが、またきっと。

頑張りましょう。



震災

2016年4月15日

4月14日、21時26分医局は激しい横揺れに襲われ被災しました。

幸い大学所属の医局員の先生方の安否は確認出来ております。

医局は非常に老朽化しており、様々な試薬も散乱し破損しているため立ち入りは最小限にお願いします。

 



新生活

2016年4月5日

桜満開ですね!

さて、四月となり新年度が始まりました。

熊大腎臓内科でも新しい入局員の先生方や、大学院生を迎え賑やかなスタートとなりました。

今年度もイベントの写真などUPしていきますので、楽しみにしててくださいね!

 



熊本大学医学部附属病院 腎臓内科 〒860-8556 熊本県熊本市中央区本荘1丁目1-1  TEL.096-373-5164

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