- 最近手足や顔がむくみます。何が原因なのでしょうか?
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むくみ(浮腫)は皮膚の下などに水がたまることによってあらわれ、足やすねをしばらく指でおさえると痕が残る状態をいいます。浮腫が全身にでる場合と一部にだけ出る場合がありますし、朝は顔がむくんでいても、1日中立ち仕事などをしている間に徐々に脚へ水分が移動して、夕方になると足やすねがむくむこともあります。
浮腫の原因には以下のようなものがあります。急激に体重が増える場合やだるさや息苦しさなどを伴う場合は何らかの病気が隠れている場合がありますので、近くの病院でむくみの原因を調べてもらうのがよいでしょう。からだ全体にみられる場合の浮腫の原因
腎臓の病気 ネフローゼ症候群 心臓の病気 心不全 肝臓の病気 肝硬変 甲状腺の病気 甲状腺機能低下症(橋本病) 妊娠に関連したもの 薬剤によるもの 鎮痛薬やかぜ薬、降圧薬など アルコールによるもの 突発性浮腫
(原因がはっきりしないむくみ)女性に多く、ストレスや生理前などホルモンのバランスが影響しているのではないかとされています。 からだの一部だけにみられる場合の浮腫の原因
下肢静脈血栓症 急に片足だけが赤く腫れ、痛みも強く出ます。 リンパ性浮腫 手術でリンパ節を切除した後などに生じます。 炎症性浮腫 アレルギーや炎症でみられることがあります。 - 蛋白尿を初めて指摘されました。何が原因なのでしょうか?
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熱や激しい運動で一過性にみられる場合や起立性蛋白尿といってからだの姿勢によって蛋白尿がみられる場合がありますが、これらは検尿をくり返す、あるいは早朝第1尿を持ってきていただき検査をすることで蛋白尿が消失します。それでも蛋白尿が検出される場合は、腎臓に何らかの病気が隠れている可能性が高いため詳しい検査が必要になります。特に大量の蛋白尿が出ている場合や血尿を伴う場合、腎臓の働きが低下している場合は注意が必要です。原因を特定するためには1週間ほど入院していただき、腎臓に細い針を刺して組織を観察する腎生検という検査が必要になります。
- 血尿を初めて指摘されました。何が原因なのでしょうか?
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尿は腎臓の中でつくられ、尿管を通って膀胱にいったん貯められます。そして排尿時に尿道から外に出されます。血尿は腎臓から尿道までのどこかに出血があるときに認められます。腎臓の中において尿は糸球体というフィルターから血液がこし出されることでつくられますが、糸球体に何らかの異常があって血尿が出る場合と、尿管〜膀胱〜尿道のどこかに結石や感染(炎症)、腫瘍などがあるときに血尿が出る場合に分けられ、前者は腎臓内科で、後者は主に泌尿器科で原因をしらべます。
主に腎臓内科が扱う糸球体性血尿の場合は同時に蛋白尿を認めることが多く、前述のように原因を特定するためには腎生検という検査が必要になります。 - 高血圧といわれました。病院で検査や治療を受けた方がよいのでしょうか?
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高血圧には、原因が明らかでない本態性高血圧と原因が明らかな二次性高血圧があります。割合としては本態性高血圧が90%以上を占めており、二次性高血圧よりも圧倒的に多いという特徴があります。重症の高血圧でなければ、減塩、減量、運動、節酒、禁煙といった生活習慣の修正をすすめ、それでも改善がなければ血圧を下げる薬を内服していただきます。こうした治療になかなか反応しない場合や、以下のような特徴があれば二次性高血圧である可能性がありますので、採血検査や画像検査で詳しく調べる必要があります。
いずれにせよ、高血圧を指摘されたら近くの病院に早めに相談されることをお勧めします。二次性高血圧を疑うポイント
● 30歳以下あるいは50歳以上で初めて指摘された高血圧
● 重症の高血圧、あるいは3種類の降圧薬を内服しても改善しない場合
● 急に血圧コントロールが悪化した場合 - 腎代替療法にはなにがありますか?
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腎不全末期になると食欲が低下し、だるさやからだ全体のかゆみといった尿毒症症状があらわれます。むくみがひどくなり、息苦しさや脱力感などがみられる場合は緊急入院が必要になることもあります。治療としては透析療法が必要になりますが、透析療法には血液透析と腹膜透析の2種類の方法があります。それぞれに特徴がありますので、生活スタイルや体質にあわせてどちらかを選択していただきます。また腎不全末期の治療として腎移植という選択肢もあります。